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最大の謎にしてタブー ~ 豊川稲荷の“豊”は、豊受大神の“豊”か ~

2009,,09
前々回、謎の超人:寒巖禅師と、謎の女神:豊川ダキニ真天、……と私
前回、豊川稲荷ギャラリー ~ 大本殿から霊孤塚へ ~
の続編となっています。


 
 前回ギャラリーの続きからどうぞ。

 趣きのある木立ちの中の奥の院。「奥の院」とは言うものの奥ではなく、本殿の横方向、霊狐塚の手前の位置にある。
 参道の真ん中に立つ樹も伐らずに残しておくセンスは、いいんじゃないだろうか。
木立ちの奥の院

 お参りしようとしたその時、お散歩気分の鳩さんがゆっくりと社の床を横切った。間近からカメラを向けても逃げようともしないので、ちょうど真ん中の位置で写真に収めることができた。何かの吉兆だろうか。
          鳩

 大本殿の新築にともなって、ここに遷された経緯が説明されている。
               奥の院:説明

 こちらは鎮守堂。
               鎮守堂

 私の眼を惹きつけたのは、祭神が白山妙理大権現という説明。道元や曹洞宗にとって、白山の神がそこまで縁の深い守護神だったとは、初めて知る話だったからだ。
          鎮守堂:説明

 道元が開いた日本曹洞宗の大本山である永平寺は、加賀・越前・美濃の白山信仰地帯と位置的に重なっていて、道元が白山妙理権現に護られたという話は、一見、理にかなっているようにも思える。しかし、道元はあのあたりの生まれ育ちではないはずだし、永平寺を開くのも宋から帰国してから後のこと。当初は京で教えを広めようとしたものの、当時の保守勢力である比叡山天台宗の妨害を受け、越前に新境地を求めたという経緯がある。
⇒永平寺 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E5%B9%B3%E5%AF%BA
⇒道元の教えと道元後の意外な展開 http://homepage3.nifty.com/btocjun/rekisi%20kikou/eiheiji/4,dougen%20osie%20sonogo.htm 
 にも関わらず、白山妙理権現が道元禅師を助けたという故事は、道元が宋から帰朝する前夜であり、永平寺など影も形もない頃である。白山の神と道元との繫がりは、この世の時系列を越えたところで、あらかじめ約束されていたものだったのだろうか。
 ※ちなみに宋国で道元を加護した白山妙理権現は、古神道の姫神(白山妙理姫・菊理姫)ではなく、道教の神仙のような老翁の姿であったらしい。(※↓末尾「追記2」参照)
⇒大本山總持寺◎「看経(かんぎん)」(修行生活その六 http://www.sotozen-net.or.jp/books/syuppan/tomo/0706/0706_b.htm
⇒白山妙理大権現 - 祇園の仏事 少林の家風 - Yahoo!ブログ http://blogs.yahoo.co.jp/sotozen7676/22979496.html
 白山神道系の霊能者によると、そもそも白山神界は日本だけのものではなく、世界中にネットワークが形成されているというが、計らずもここに傍証があったということか。

 では、道元を加護したその白山妙理大権現と、道元の直弟子である寒巖禅師が帰国の船上で邂逅した(後に豊川稲荷に鎮座する)ダキニ真天とは、いったいどう繋がるのか繋がらないのか。これがここでの謎の焦点なのだが、私には瞬間的に腑に落ちてしまった。常識的な頭の判断ではないので、この感覚はなんとも説明しがたいのだが……。

 視点を変えるならば、寒巖禅師の感得したダキニ天は、なぜ「豊川」の地に祀られ「豊川稲荷」となったのだろう。「豊」の言霊が導く“何か”が、そこにあったのではないか。それが私の“ひらめき”の起点だった。
 「豊」の付く古い地名として有名なのは、北九州の豊前・豊後などの豊国だろうが、もうひとつ、神社神道における最高権威、伊勢神宮の外宮のことを「豊受大神宮」と呼び、主祭神を「豊受大神」というのを御存知の方も多いだろう。
 外宮神官の渡会家の神学では、豊受大神は『記紀』の最高神である天御中主や国常立と同神であるとしている。(普及版の一般論による)単なる食物給餌係の保食神・御食津神であることを暗に否定し、内宮のアマテラスよりも上位であるとの優位性を主張したわけだ。(伊勢は決して、一般人がしたり顔の似非識者にまるめこまれてきたような、終始一貫した「和」の場などではない。上古日本の多元重層的なものの内紛を言いくるめるため、強迫的・脅迫的に「和」を主張していなければ自己満足できない人達の「仮面の殿堂」であり、「歴史隠蔽の防波堤」なのである。だからこそ最大の謎であり、そのスジの日本人にとっては最大のタブーなのだ)

 外宮神が今の地に遷座する以前のルーツである丹後一宮:籠神社の伝承や、近代日本最大の預言者であり怪人であった出口王仁三郎も、この点では意見が一致していたようだ。
⇒裏金神(うらこんじん) 原爆をこの世に ... - Google ブック検索 http://books.google.com/books?id=mT32gb3ETzUC&pg=PA267&lpg=PA267&dq=%E6%B8%A1%E4%BC%9A%E7%A5%9E%E9%81%93%E3%80%81%E5%A4%96%E5%AE%AE&source=bl&ots=jBmHRbjvYL&sig=R4NaJR7vY7RVaPK9Uoaa2ENty6o&hl=ja&ei=vwTbSfzDDsWIkAWp8aiwCA&sa=X&oi=book_result&ct=result&resnum=7#PPA268,M1
 このへんは詳しく検証していくと議論百出で収拾がつかなくなるほどの、神道界最大の迷宮であり、タブーでもあるので、ここでは私の直感だけを述べておこう。
 ①渡会神道②籠神社の伝承③出口王仁三郎の慧眼、による「豊受大神=天御中主や国常立」という構図は、基本的に正しいと思うのだが、半分だけの正しさなのだ。

 「豊」の付く神名は女性神であることが多い。かと言って、外宮トヨウケが女性神であり、内宮アマテラスは男性神である、という混線した逆説も私は支持しない。内宮と外宮で一対の男女神を祀っているという、その前提自体に疑問を抱き始めているからだ。

 内宮は時の体制側が人為的に構築した権威の象徴なのであり、外宮は神託(夢告)によって後から創建されたものである。内宮が本当に太古の根源神の意向を反映する神殿だったならば、初めからペアの形態をとらせたはずで、そうではなかったことが、人間都合の(近い代の特定の部族の祖神として)政治目的で建てられたことの物証である。

止由気宮儀式帳によれば、雄略天皇のとき、天皇の夢に天照大神が現われ、「吾れ一所のみ坐すはいと苦し、しかのみならず大御饌も安く聞こし召さず、丹波国比治の真奈井に坐す等由気大神を、我が許に連れて参れ」とおおせられた。この教えに従って丹波からお迎えしたのが豊受大神宮であるという。
⇒社家の姓氏-度会氏- http://www.harimaya.com/o_kamon1/syake/kinki/s_wata.htmlより。

 外宮は内宮の祭祀形態を修正するための、神界からの働きかけなのだ。男女・陰陽の片割れとしてではなく、大元の祖神として、外宮“だけ”で“もともと”男女の対であり、子孫の神々のプロデューサーとしての仲人神だったのである。為政者の都合によって検閲され捏造された不完全イミテーション版の内宮祭祀を、本来のあるべき姿に復元・更正するための、ノーカット完全版のサンプルが外宮祭祀だった。
 したがって、内宮と外宮はペアで補完するのではなく、内宮から外宮へと、一旦、神権を返納するべきものだ。あるいは内宮を一度リセットして、外宮の祭祀スタイルへと、ダウンロードの更新をするべきなのだ。それが成った時には、外宮は御用を終えて元伊勢の奥の院に隠遁してもいいのである。

 近頃よくささやかれる内宮にまつわる異聞は、祭神が女神であるか男神であるかという、「男か女か」の優位論に傾くきらいがある。どちらか一方を優位にしてしまって(あるいは、一方を「崇り鎮め」的におだてあげてしまって)、縦の序列に収めてしまえば安心する、というのが、こういう人達の事なかれな感性である。男女・陰陽の間を相も変わらず頑なに「岩戸閉め」して、力関係のみで支配・服従(=力主体従)し、姑息な処世術で間に合わせようとしている。私に言わせれば、どちらも同じ穴のムジナであり、古神道でもなければ縄文でもない。

 繰り返すが、外宮祭祀はそのものの内に、“初めから”女神も男神も共存しているのだ。女神の中に男神が働き、男神の中に女神が息づく、裏表の相互浸透・相互交流として宇宙・大自然は機能している。そういう本来の祀りの場として、降ろされた「型」だったのだ。
 それを内宮の神が「独り身で寂しいからという理由で」相手を引き寄せた、などと世俗レベルの男女の戯れ事に矮小化して、外宮創建の経緯を解釈するのは、いかにも子供だましで見苦しい。
⇒古代史謎解きの「キーパーソン50」 名 ... - Google ブック検索 http://books.google.com/books?id=XaNcvJZH7d8C&pg=PA33&dq=%E8%B1%8A%E5%8F%97%E5%A4%A7%E7%A5%9E%E3%81%AF%E3%80%81%E5%A4%A9%E7%85%A7%E5%A4%A7%E7%A5%9E%E3%81%8C%E3%80%8C%E7%8B%AC%E3%82%8A%E8%BA%AB%E3%81%A7%E5%AF%82%E3%81%97%E3%81%84%E3%80%8D%E3%81%A8&as_brr=3&hl=ja
 おおかた「下位の神(内宮)が根源の神(外宮)のサポートなしで、世を治めるのは自信がなかった」というのが本音である。それはちょうど、広告塔を務める影武者が、本物の指示を仰がなければ心もとない、というのと同じ心象風景である。
 
 豊受大神の謎解きにもどろう。
 外宮の主祭神が最高神である天御中主や国常立と同神である、というのは、基本的に正しい。
 しかし、豊受大神は女神であり、天御中主や国常立は『記紀』で「独り神」とされるも男神のイメージが強いので、矛盾するかのように見える。
 とは言え、実は外宮は男女の両神を表裏一体で祀る場なのであり、男性最高神の天御中主や国常立と同時に、太母神の豊受大神の神威が、縦糸と横糸のように組み合わさりながら表裏一体に降臨していてもおかしくないのである。

 出口:大本教の神学では、国祖神「国常立」の妻神として「豊雲野」を挙げているが、これが別名「ウシトラの金神」に対する「ヒツジサルの金神」である。方角で言うと、鬼門(東北)に対する裏鬼門(西南)の神となる。この「豊雲野:ヒツジサルの金神」こそが豊受大神ではなかったか、というのが私の大胆な着想となる。

 鬼門神:ウシトラの金神は、これまでもあちこちで語られてきたので、耳にしたことのある人も多いだろうが、対の裏鬼門神:ヒツジサルの金神のほうは、ネームバリューとしてあまりにもマイナーだった。それだけ強力に封印されてきたということだろうが、実は我々人間の実生活に身近なのは、こちらの妻神のほうなのである。
 なぜならば、両神とも地球の祖神であることに変わりはないが、「国常立:ウシトラの金神」は、山や谷や、岩石や地殻の硬い部分や、原生林や、海底の水や、地核など、剛性のものを自身の霊体の分身として物質化させた大神だが、「豊雲野:ヒツジサルの金神」のほうは、地表の柔らかい土や、農作物や草花や、地表に近い部分の水や大気など、柔性のものを司ってきた大神だからだ。
(この段落、私見によるアドリブで、資料はなし。だが、九星気学や奇問遁甲の八卦方位盤による「八白・艮(丑寅=東北)」「二黒・坤(未申=西南)」の基本象意とほぼ共通すると見ている。
⇒九星気学 http://www.layer.ne.jp/~ushio-ekidan/kyuusei/kyuusei01.html
 「~の金神」と言いながら、五行思想での属性は「土星:土性」となってしまうが、私は「コンジン」の本当の字句は「金神」ではなく「根神」、即ち、地球の「根本の神」の意と解している)

 この男女両神の働きは、本来、融通無碍で、部分的な互換性(役割交換)はあってもいいのだが、伊勢外宮の場合、表札に女神「豊受」の神名を持ってきたのは、「ヒツジサルの金神」のほうが地球の地軸を西南の方向から支える神であり、世界の雛形である日本列島においても、西南の霊場の帰着地点である伊勢は、この女神の守備範囲だからである。「ウシトラの金神」の持ち場は関東以北~東北であり、こちらの神威はまだ土壇場まで秘されたままとなっている。

 もうひとつは、根源なる超古代に遡るほど日本神界はレディファーストであり、男神は縁の下の力持ちでどっしりと構え、あるいは目立たぬ黒子として女神を命懸けでサポートしエスコートする、というのがスタイルだったからだと思う。
 これが有史以後、中間期の“昔”になると(現代人が「昔はこうだった」というレベルの「昔」や「伝統」)、ポジションが反転すると同時に、役割が分断固定化する。そして現代に至って、再び、男女陰陽のフォーメーションの再編が起きているようである。


 それでは、本題の豊川ダキニ真天や白山妙理権現と、豊受大神との関係はどうだったのか。
結論だけ言うなら、同じ親神(豊受大神)から分かれた子孫神(豊川ダキニ真天&白山妙理権現)というのが、私の直感だ。いわば神霊の親戚(兄弟姉妹や従兄弟姉妹?)である。
 白山菊理姫の場合は、母神イザナミのさらに母神かもしれない、という説を前に他の場所でも論じたので省略するが、「豊受大神→白山神→イザナミ」という母神の系譜は、さほど抵抗なく受け入れていただけると思う。(円空の足跡をもとに瀬織津姫の復権を期するグループは、白山姫=瀬織津姫という構図を描いているので、承服しがたいかもしれないが、ここでそれを論じていると先に進まないので、とりあえず保留する)

 ダキニ天のほうはと言うと、これはインドの人喰い夜叉だったということで、常識的にはなかなか受け入れがたいものがある。しかし、このダキニはインド神話において決してポピュラーな神ではなかったらしい。一地方のローカル神(あるいは少数民族の神?)が仏教に取り入れられたもので、それだけ史料も乏しく謎の存在なのだ。

ダキニは日本では比較的知られるインドの神であるが、本場インドでは、逆に無名である。彫像があまり見当たらないのはそのためだが、一般インド人に「ダキニなんて知らない」と言われたことが何度もある。
⇒ダキニ(黒魔術の系譜) http://chaichai.campur.com/indozatugaku/dakini001.htmlより。
(↑余談だが、このHP、東南アジア~インドの宗教習俗の理解として相当面白い!)
 日本では呪詛や戦勝の女神として弁天と習合したりしている裏の顔もあるが、本当にそんなおどろおどろしくも凶暴なだけの神だったのだろうか。屍肉や内臓を食うということは、腐敗したものが虫や微生物や菌類に食われて土中で分解し、土壌を豊かにし、草木を育てる養分となる、そういう生態系の再生サイクルを暗示してはいないだろうか。また、そこから、農作物の豊饒を促がす「稲荷」の神へとつながっていく。そうは考えられないだろうか。
(但し、これは霊主体従メカニズムからくる私の直感であり、学術的な歴史・民族・宗教学の解釈とはまるで違う。私自身、豊川稲荷に詣でるまでは、ダキニは征服されたインド先住民や下層階級の、怨念混じりのおどろおどろしい邪神かと思っていたのだ)

 そこで、ここが問題となるのだが、ダキニ真天の利益する「再生」「豊穣」とは、あくまでも地球生命全体の生態系サイクルを健全化するがためのものであり、人間都合の人間利益だけを優先する「再生」「豊穣」ではない!ということだ。
 それはちょうど、不耕起、不除草、不施肥、無農薬を原則とする「自然農法」と、目先の収穫・収益の効率だけを追及した、農薬まみれの農業ほどの違いがある。
⇒自然農法 – Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%84%B6%E8%BE%B2%E6%B3%95
⇒自然農法・微生物 http://www.geocities.jp/sizenyasai07/farm/microbiology.htm
 現代においても、この両者は敵対している、……と言うより、自然農法の側が奇異の目で見られ、なにかとイチャモンをつけられているが、上古の時点でもおそらくそうした対立はあっただろう、と私は見ている。農薬や化学肥料こそなかったものの、侵入した征服者が先住民を奴隷化して農耕作業をやらせる時、求めるのは目先の収穫・収益である。その土地にもとから居た者ではない故、その土地や自然の生態系に無頓着だからだ。

 日本人は農耕民族、農耕民族と復唱する者は多いが、私が素直に聞き入れることができないのは、そうした農耕“奴隷”民族のDNAが鼻につくからだ。自然農法を提唱・実践する者は、どうしても「和を乱す」少数派として白眼視されがちなのが、その動かざる証拠である。
 奴隷化した民は、上(多数派)にへつらい下(少数派)を蔑むという「いじめ」の習性を、保身の術として本能化する。「多数決」の「民主主義」の美名の下に、少数派である不服従の、本当の大地の民を、「和を乱す」異端分子として排斥し、闇に葬り、挙げ句の果てはキレイさっぱり忘却する。そして「日本は昔から平和だった」と言って、媚びへつらった自分を慰めるのである。日本の敵は日本人であると、私は常々思っている。
 土壌が薬品で汚染されるのと同じように、人の心も洗脳によって汚染される。私はそんな「農耕民族」にはなりたくないから、「日本人=農耕民族」説には頑なに沈黙する。字面だけでは、否定も肯定もしづらい世界だからだ。

 おそらく、豊川ダキニ真天は、そうした歴史的・民族的な捻れや歪みとしての重い十字架を、最も背負ってきた神の一人なのだろう。農耕“奴隷”民の優等生である日本人からは、強烈な反発をくらうであろう鬼っ子の農耕神だからである。
 しかし、この行き詰まった地球文明において、この「ヒツジサルの金神」の流れを汲む女神の封印を解かない限り、もはや人類にも未来はないはずだ。天からの禊(浄化)の女神が瀬織津姫だとするなら、地からの再生の女神が、豊受・豊川の白山・ダキニ神系となる。
 腐敗したものを生命の再生サイクルに還元する、……それは神話的に比喩するなら、黄泉の国を浄化再生することであり、根源の太母神から流れ来たる、万類への癒しのエネルギーだ。言うまでもなく、母神イザナミもそこで完全復活し、地母神グループの無敵の大連携が完成する。

[追記1]

 インドからの外来神であるダキニが、なぜ日本に居つくのかということが納得できない、国粋的な神道思想の人達もいるかもしれません。
 しかし、地球を創造した超古神道の神は、地球の雛形である日本列島に最も強力に根を下ろしているとは言うものの、最初から最後まで日本だけに留まっていた、というのは間違いです。世界を救うための日本なのですから、実力ある神ほど、分け御魂を世界の果てまで出張させて、経綸(霊的な仕掛け)を施しています。外宇宙から飛来した並み居る列強の外来神や、極悪の邪神の中に分け入って、一歩も引かず、互角以上のわたりあいを演じています。

 それがひとまず仕込みを終えて、日本に帰還してきたのが、豊川ダキニ真天や牛頭天王などの、“一見”鬼っ子の外来神だが、実は超古代日本の流れを汲む正統派の神々、というのが私の理解です。
 その間、留守を守っていたのが(と言っても、ちょっとばかり早く帰還して、もとから居たような顔をしているだけだけど)、よく言えば温和で、悪く言えば事なかれな、二流の神々です。それはそれで御苦労様なのだけど、自分達の座が居心地よくて、自分達だけでお手々つないで和していれば良くて、命懸けで使命を果たしてきた帰還兵(神)を受け入れようとしない、という神々も多そうなのですね。これが日本人や日本文化の、軟弱でこすっからい部分に反映しているのです。

 ところで、私が豊川稲荷にお参りした数日後に、野球のWBC決勝がありました。
 後で知ったことですけど、イチローは愛知県の高校出身で、豊川稲荷には今でも毎年お参りすることで有名だそうです。(そう言えば、なんとなく狐顔だよね?!) やっぱり、世界で活躍する日本人を生み出すオーラが、豊川にはあるのかもしれません。
 
[追記2] 

 本文中で、
「ちなみに宋国で道元を加護した白山妙理権現は、古神道の姫神(白山妙理姫・菊理姫)ではなく、道教の神仙のような老翁の姿であったらしい」
と書きましたが、後で見たらどこにもその史料が見当たりません。
 確かに、ネット上の検索から目にした記憶があるのですが、あれは幻だったのでしょうか
 怪奇現象?の証として、いちおう本文は残しておきますが、間違い情報かもしれませんので、あまり真に受けないように…。

……と思ったら、見つけました。次のサイトです。
⇒石川雲蝶作品集 http://ww5.et.tiki.ne.jp/~hirasawa/untyousakuhin.htm
▽以下、転載。
rannma.jpg
道元禅師、「碧巌録」を写経す
道元禅師が中国での修行を終え帰国の前夜、
禅宗第一の書といわれる「碧巌録」を見つけられ、
急いで写経をされます。
それを、白山権現が老人に姿を変えて手助けして
下さっている場面です。


石川雲蝶は道元とお稲荷さんのツーショットも作品にしています。何か知っていたのでしょうか?
▽以下、転載。
inari.jpg
道元禅師が中国での行脚の途中、腹痛のため
苦しんでいらっしゃるところへお稲荷様が現れ、
解毒の薬を授けてくださる場面です。


石川雲蝶は彫刻と絵画の幕末の名匠だそうです。
⇒西福寺・開山堂 http://www.echigoyuzawa.com/kankou39.htm

[追記3]

豊川稲荷に関するユニークなサイトを見つけました。作者は霊能のあるかたのようで、直接交信しながらページを作成しているようです。
私の解釈とは違う部分があるかもしれませんが、これまでの出版物では邪神・邪狐扱いされやすかった豊川様の、名誉回復の一助になればと願い、ここにもリンクすることにしました。
拍手、合掌。

愛知県 豊川閣 妙厳寺 豊川稲荷 托枳尼眞天 平八狐 http://kotora888.fc2web.com/toyokawa_00.html


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三斗Ra 隼人
前のReで宛名入れるの忘れました。
他に誰もいないからいいけど、単なる独り言だと思われてもヘンだから
あらためて

> おさききに様

自然農法までやるんですか。凄いですね。
ただ、放射能汚染された土の状態では、
農薬がないほうが放射能を吸収しやすいとか。
とは言え、細菌や微生物を使って除染してしまう、
画期的な技術を開発している頼もしい人達もいると聞きます。
これからは自然を積極的に補助・促進させるバイオな技術の時代。
自然と技術との共存が鍵かもませんね。
2011.08.20 00:42
三斗Ra 隼人
いやあ、二年前にこんな傍若無人なこと書いてたんですね。思い出しました。(笑)
最近はこのブログはめっきりごぶさたです。
震災&原発事故以来、一人で勝手に落ち込みパワーを凝縮してたせいもあってか、
取り扱い注意!みたいな感じでか?アクセスにも敬遠されがちでした。
そこで開かずのドアをノックしてくれる貴方様は、かなり変わってますね。
そろそろ何かが開くきっかけかなあ・・・。

読み上げソフトなる便利なものがあるんですね。
音声で聞けるというのは、多少トンチンカンでも、
それなりのロマンがありそうな気がします。

資料をからめながらの随筆長文というスタイルを、
今、したためる気力と時間的余裕がなくて、
更新が遠ざかってしまっています。
もうちょっと簡単な、ひらめきやメモみたいな形で再開するか、
考え中です。

2011.08.20 00:25
おさききに
異端分子です。(笑い)
自然農法始めました。
栃尾の蔵王社はヤマタノオロチの土まんじゅうがあるという伝説があります。
また、秋葉神社の三尺坊は白狐に乗った烏天狗です。
そのデザインを兜に使ったのが謙信(子供時代この栃尾に居た)
いまは、秋葉の天狗さんは遠州が有名になっているそうですが、悟りをえたのは栃尾。本人は信州出身。
栃尾はジャンボ油揚げで有名。
ボクも油揚げは大好きです。特にいなり寿司はさいコ~~~ン(笑い)
2011.08.19 20:46
おさききに
どうも読み上げソフトだと聞き逃したみたいです。
石川雲蝶
は越後に滞在してたくさん彫刻を残したそうですね。
我がふるさと、旧栃尾の秋葉神社(三尺坊の出身地)にもすばらしい彫刻を残しています。
栃尾にはかなり古い記憶が残っているようです。
いちごはおいで~~~(笑い)
2011.08.19 20:37
おさききに
こんちわ~。
コメントできるのですね。よかった。
すっかり聞き入ってしまいました。
読み上げソフトですが、日本の神名などめちゃくちゃですけど(笑い)
直接講義を聞きたいと思いました。
特に、この項の「日本人の特質」はピッタシコンコンですね。
これからまだまだ聞くつもりです。
けど、読み上げソフトがとんちんかんで(苦笑)

「神々が動いている」ブログを知り、今度は貴殿のすばらしいブログ。きっと関連しているのでしょうね。
拍手。
2011.08.19 20:29

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スタミナ不足で、ながらくこのブログを放置しておりました。ぼちぼち再開しようかと思いますが、操作のしかたがすぐ思い出せず、コメント認証待ちのかたなどおられましたら申しわけありません。


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1955年、東京生まれ。 母方先祖は諏訪大社の大祝だったとか。 ツイッタ-のユーザー名:@G_rhaps

五右衛紋☆Rhapsody

Author:五右衛紋☆Rhapsody
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

古典的グノーシスの言うように、この世界が悪の造物主の作品だとは、私は思わない。地球を創造したのは真の神だ。しかし、後から飛来した未熟で歪んだ神が、この地球を乗っ取って、創造主の仮面を被り牛耳っている。最後のドンデン返しの時まで、世の中の9分9厘は、偽せの神や間に合わせの神が支配する、偽せや間に合わせの仕組みなのだと、私は思っている。その騙しと罠の仕組みの中で修行するのが、我々の試練であり、宇宙浄化の雛形としての地球の役割りなのだ。
2008.10.23 『“その後”の黄泉比良坂の歌 ~ 私の「鬼束ちひろ」評 ~ 』http://seirios2772.blog115.fc2.com/blog-entry-13.html より。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ mixiから紀行文の部分を移籍したのが、このブログのスタート。 主に神社仏閣、霊場、スピリチュアル、歴史関係の随筆や論稿を、ここに整理していきます。紀行スタイルが多くなると思います。 執筆は後の時点での回想であり、実際に当地におもむいた日時よりは後になりますが、今後、現地探訪の日付けに統一していく予定です。

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