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男鹿半島の赤神神社五社堂 ~ なまはげのルーツに迫る ~

2009,,02
 一泊して、次の9月2日。男鹿半島へと車を走らせる。

 「牡鹿」半島と書くと太平洋側の三陸になってしまうが、こちらの「男鹿」半島は秋田県の西海岸に突き出た半島である。一般観光地としてさほどメジャーではないかもしれないが、海と山の立体的な景観や、古くからの山岳信仰の伝統、八郎潟の民話などで、マニアを惹きつける魅力を充分に具えている。
⇒http://www3.ocn.ne.jp/~kmitoh/gensou/gensou.html 男鹿半島幻想

 八郎潟の「八郎」に連想される昔話というと、幼い頃に『八郎』(斎藤 隆介)という絵本を読んだ記憶が鮮明だが、今調べてみるとこれは伝統の民話ではない。民話の形を借りた創作童話だったようだ。
八郎 (日本傑作絵本シリーズ)八郎 (日本傑作絵本シリーズ)
(1967/11)
斎藤 隆介

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⇒http://www.holpforum.com/obi-33.html “たましい”をゆさぶる子どもの本の世界

 本当の民話はもうちょっと泥臭く、土地神や流れ者の僧侶の縄張り争いがらみの話になっている。
⇒http://hachirogata-mebius.web.infoseek.co.jp/sanko_densetsu.html 秋田の伝説
⇒http://homepage3.nifty.com/hikaka/tsukasa/hatiro.htm 八郎太郎

 もうひとつ、男鹿半島に欠かせない「役者」がいる。ナマハゲである。
 鬼とも天狗ともつかぬこの異形の客人(まろうど)神に、固有の起源が判明していたのかどうか。全国区での定説はないようだが、男鹿半島にはかなりもっともらしい伝説が残っている。
  『まんが日本昔話』でも見た記憶がある話だが、↓男鹿西海岸にあるなまはげ像の説明版から。
なまはげ伝説38043542_2495383069

 ↓上記説明版がある海岸に立つなまはげ像。これが赤なまはげで、そのうち青なまはげが出来て、一対になるらしい。
                    なまはげ像38043542_1597673660

 ↓こちらも参照。
⇒http://www.akagamijinja.com/namahage/index.html なまはげ伝説

 この言い伝えからくる「漢の武帝」を祀ったものが、牡鹿半島の南端にある赤神神社(朝廷が武帝を祀るために送った皇女が赤神明神とも?)、武帝に仕えた五匹の鬼を祀ったものが、その奥にある五社堂。民話にある999段の石段は、この五社堂に到る参道ということになっている。
⇒http://www.akagamijinja.com/akagamijinja/index.html 赤神神社
 しかし、時代の変遷の中で、五社堂の祭神は日本の『記紀』神話の神々に置き換えられた(あるいは混交した?)ふしもある。
⇒http://www3.ocn.ne.jp/~kmitoh/gensou/akajin.html 男鹿半島・門前、赤神神社
 それにしても、西王母と共に降った武帝を白鳥に化身した日本武尊(ヤマトタケル)が迎えた、とか、時代考証がハチャメチャでかっ飛びすぎていて、当地を権威付けするための創作神話だったのではないか、という懸念は払拭できない。
 とは言え、男鹿半島の信仰には中国の五行思想の影響が強く見られ、古代から大陸や半島との交流が密であったことは想像に難くない。
⇒http://www3.ocn.ne.jp/~kmitoh/gensou/sisin.html 男鹿半島、十字路の謎

 ↓これが五社堂への分かれ道。赤神(漢の武帝?)のほうが偉いはずなのに、赤神神社はどうも印象が薄かった。
               石段①(赤神鳥居)38043542_2072035576

 ↓999段の石段と言っても、不規則な自然石の石畳といった印象で、どこで段を数えたらいいのか、極めて曖昧。
石段②38043542_3637876817 石段③38043542_3909852970

 ↓息をはずませながらしばらく登ると、木立ちの向こうに古色蒼然とした社が浮かんでくる。
 この時、鷲か鷹のような巨大な猛禽が、境内向かって左側の地面から右上空へと、羽音をたてて飛び去っていった。何かの啓示だろうか。(あまりにも急な出来事だったので、写真に収めることはできず)
五社堂①38043542_1963077555

 ↓何様が祀られているのか、不思議と心惹かれるものがある。なまはげのルーツである異国の「鬼」が祀られているだけとは思えない、威厳や格式を感じさせる。
五社堂②38043542_794073271

 右から二番目、客人権現堂には円空作の十一面観音像が安置されているというが、見ることはできなかった。

五社堂③38043542_1407224892

          五社堂④38043542_3586914306

 五社堂⑤38043542_2380143757

 ↓こちらは石段の入り口にある長楽寺。最近、改築したのか、心休まる綺麗なお寺だった。
               長楽寺38043542_3368026099

 ↓お参りを終えて、ひと休み。
               長楽寺、賽銭箱38043542_2266747210


 この赤神神社、及び五社堂は、男鹿半島を南北に縦走する男鹿三山の南端にあたる。北側の入り口の真山神社からも登山してみたのだが(もどって車で南側に回ってきた)、今回は印象を絞りこむために省略。
 今は山上に自衛隊のレーダー基地があり、北朝鮮への重要な情報戦略基地になっているとか。
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スタミナ不足で、ながらくこのブログを放置しておりました。ぼちぼち再開しようかと思いますが、操作のしかたがすぐ思い出せず、コメント認証待ちのかたなどおられましたら申しわけありません。


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拍手コメントというのがあるのを初めて知りました! また、時々、設定が狂うのか、拍手ボタンが非表示になるみたいです。 未だに設定に慣れなくて、すいません!

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プロフィール

1955年、東京生まれ。 母方先祖は諏訪大社の大祝だったとか。 ツイッタ-のユーザー名:@G_rhaps

五右衛紋☆Rhapsody

Author:五右衛紋☆Rhapsody
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古典的グノーシスの言うように、この世界が悪の造物主の作品だとは、私は思わない。地球を創造したのは真の神だ。しかし、後から飛来した未熟で歪んだ神が、この地球を乗っ取って、創造主の仮面を被り牛耳っている。最後のドンデン返しの時まで、世の中の9分9厘は、偽せの神や間に合わせの神が支配する、偽せや間に合わせの仕組みなのだと、私は思っている。その騙しと罠の仕組みの中で修行するのが、我々の試練であり、宇宙浄化の雛形としての地球の役割りなのだ。
2008.10.23 『“その後”の黄泉比良坂の歌 ~ 私の「鬼束ちひろ」評 ~ 』http://seirios2772.blog115.fc2.com/blog-entry-13.html より。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ mixiから紀行文の部分を移籍したのが、このブログのスタート。 主に神社仏閣、霊場、スピリチュアル、歴史関係の随筆や論稿を、ここに整理していきます。紀行スタイルが多くなると思います。 執筆は後の時点での回想であり、実際に当地におもむいた日時よりは後になりますが、今後、現地探訪の日付けに統一していく予定です。

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