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御所野遺跡のユニークな縄文住居

2009,,22
 秋田の大湯環状列石で味をしめた我々は、岩手の一戸町にある御所野遺跡を目指してみた。近年、世界遺産暫定リストに登録されたことでも、注目を集め始めている。
⇒http://www.town.ichinohe.iwate.jp/goshono/World_Heritage/index.htm 世界遺産を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」

 ↓遺跡への入場口となっているドーム型通路。谷部の低地に架かる歩道橋を兼ねている。
40237588_953209168ドーム型通路、入り口

 ↓入り口脇に、暫定リスト登載決定の立て看板があり、中に入ったところにグッドデザイン賞のポスターが貼ってあった。 
40237588_2343151692文化遺産暫定リスト 40237588_1271724365グッドデザイン賞

 ↓内部の眺め。
 斬新でモダンな幾何学的センスと、ノスタルジックな木造のぬくもりとが混在して、不思議空間を醸し出している。レプリカかもしれないが、壁際に縄文土器が展示してある。
 もしも、自分の豪邸を造る財力があったなら、こんな回廊を設計したくなるかもしれない。
40237588_769391678ドーム通路内部

 ↓ドーム通路の終点で、沈黙の木人形が待っていてくれた。ここから左手に出ると博物館があり、通路の延長方向に広大な遺跡群の敷地が広がる。 
               40237588_1790482587通路終点

 ↓まず目をひくのが、縄文時代の住居を復元したもの。上が完成形で、下が建築中。
               40237588_563457757縄文住居、完成形

               40237588_3516959491建築中

 ↑丸木で柱や梁を組んだ後、樹皮で覆って壁を造り、その上に盛り土して、草(芝?)まで植えてしまうという念の入りよう。どういう考証からこういう構造が判明したのか知らないが、暑さ寒さを凌ぐには、確かに素朴にして優れた手法だろう。
 以前、長野県茅野市の尖石遺跡で、与助尾根と呼ばれる住居を見学したが、あちらはワラだかカヤだかで全体を覆っていた。茅葺屋根がテント型の壁全体を覆っている感じだ。
⇒http://www.nishida-s.com/main/categ4/togariishi/togariishi.htm 尖石遺跡
⇒http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%96%E7%9F%B3%E3%83%BB%E4%B8%8E%E5%8A%A9%E5%B0%BE%E6%A0%B9%E9%81%BA%E8%B7%A1 尖石・与助尾根遺跡 - Wikipedia

 ↓住居内部の中心には、素朴な囲炉裏というか竈というか……。
 半地下になるように竪穴が掘ってあり、その穴の径よりやや外側に内壁が位地している。それがちょうど人が腰掛けられるくらいの段差を形作る。なるほど!と唸ってしまうほどうまくできていて、中に入ると子宮回帰したような安心感があるが、妻はお墓の中に入っていくようで嫌だと言っていた。
               40237588_3301471607内部、囲炉裏1 

                    40237588_3273911921内部、囲炉裏2

 ↓大型の住居の場合は、簡単な屋根裏のようなものもあり、昇降のためのハシゴも付いていた。
     40237588_1330560930内部から入り口を眺める

 ↓窓がなく暗いのが難だが、明り取りのためか、入り口正面上方に小窓のような穴がある。外側から見ると、円錐状の外壁の上部に乗った、小型の切り妻屋根のようにも見える。
     40237588_1600281743天井の明かり取り?

 ↓いくつかの住居を遠景から見る。尖石遺跡でもそうだったが、入り口の方向が微妙にばらばらなのが面白い。
 少し遠くからは、山そのもののように見える。もしかすると、古代日本の自然利用の半人工ピラミッドも、このようにして造られたのではないか? と言うより、ピラミッド山の小型模型として、この縄文住居は作られていた、とも考えられないだろうか。
40237588_2258789745縄文住居、遠景2

 ↓大型の場合は、入り口のひさしが前方に伸びているものもある。
     40237588_2386001551縄文住居、遠景1

 ↓少し離れた場所に、東屋型の建物と、立木と、環状列石がある。
40237588_1142430368列石と立木

 ↓東屋は集会などに利用したのだろうか? 立木はサークルではなく、直線状に並んでいた。
40237588_1092053926東屋型

 ↓列石と言うより散石といった感じの不規則な石の配列。でも、よく見ると渦巻きの形にも見えてくる。
 大湯環状列石などと比べると小型だが、宇宙の星雲の相似形のようで、手をかざすとジンジンくるほどのパワーを感じる、と妻は言っていた。
               40237588_1786597126列石 

 ↓これは食物などの倉庫だろうか。動物や虫や湿気にやられないためか、床がかなり高く持ち上げられている。
               40237588_163173931倉庫?

 ↓大湯の遺跡でもそうだったが、敷地の一画に栗林がある。縄文の古代から栗の実は食料だったのだろうか。
40237588_344677468栗林

 ↓自然と落ちた栗の実のイガが、そこらじゅうではじけていた。
               40237588_1191512852イガ栗

 広大な土地が入場無料の遺跡公園のようになっていて、犬の散歩にはいいだろうなあ……と、東京暮らしの者はつい思ってしまう。
 しかし、全般として、大湯環状列石のような、おおらかなパワースポットとしての土地エネルギーは感じられなかったのだった。 

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スタミナ不足で、ながらくこのブログを放置しておりました。ぼちぼち再開しようかと思いますが、操作のしかたがすぐ思い出せず、コメント認証待ちのかたなどおられましたら申しわけありません。


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拍手コメントというのがあるのを初めて知りました! また、時々、設定が狂うのか、拍手ボタンが非表示になるみたいです。 未だに設定に慣れなくて、すいません!

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1955年、東京生まれ。 母方先祖は諏訪大社の大祝だったとか。 ツイッタ-のユーザー名:@G_rhaps

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古典的グノーシスの言うように、この世界が悪の造物主の作品だとは、私は思わない。地球を創造したのは真の神だ。しかし、後から飛来した未熟で歪んだ神が、この地球を乗っ取って、創造主の仮面を被り牛耳っている。最後のドンデン返しの時まで、世の中の9分9厘は、偽せの神や間に合わせの神が支配する、偽せや間に合わせの仕組みなのだと、私は思っている。その騙しと罠の仕組みの中で修行するのが、我々の試練であり、宇宙浄化の雛形としての地球の役割りなのだ。
2008.10.23 『“その後”の黄泉比良坂の歌 ~ 私の「鬼束ちひろ」評 ~ 』http://seirios2772.blog115.fc2.com/blog-entry-13.html より。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ mixiから紀行文の部分を移籍したのが、このブログのスタート。 主に神社仏閣、霊場、スピリチュアル、歴史関係の随筆や論稿を、ここに整理していきます。紀行スタイルが多くなると思います。 執筆は後の時点での回想であり、実際に当地におもむいた日時よりは後になりますが、今後、現地探訪の日付けに統一していく予定です。

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