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銀色の少女よ! Bridge over troubled water

2010,,11
    


    明日に架ける橋
   Bridge over troubled water

    (詞・曲 = Paul Simon 訳 = 筆者)


  君が弱りはて 心も萎えてしまった時は
  When you're weary, feeling small,
  瞳を曇らす涙を 僕が払ってあげる
  When tears are in your eyes, I'll dry them all.
  僕だけは君の味方
  I'm on your side,
  時代が荒み
  oh, when times get rough,
  友がどこにも見つからなくとも
  And friends just can't be found,
  逆巻く激流に架ける浮き橋のように
  Like a bridge over troubled water,
  僕がこの身を投げだそう
  I will lay me down,
  逆巻く激流に架ける浮き橋のように
  Like a bridge over troubled water,
  この身を投げだそう
  I will lay me down,

  這いつくばり打ちのめされて
  When you're down and out,
  見知らぬ通りで途方にくれる
  when you're on the street,
  夜が険しくとばりを下ろす頃も
  When evening falls so hard,
  僕は慰めてあげる
  I will comfort you.
  君の重荷を分けてほしい
  I'll take your part,
  暗闇が忍びより
  oh, when darkness comes,
  痛みがこの世界を覆い尽くそうとも
  And pain is all around,
  逆巻く激流に架ける浮き橋のように
  Like a bridge over troubled water,
  僕がこの身を投げだそう
  I will lay me down.
  逆巻く荒波に架ける浮き橋のように
  Like a bridge over troubled water,
  この身を投げだそう
  I will lay me down.


viploader304153_光臨
(画像⇒http://imihu.blog30.fc2.com/blog-entry-1946.htmlより)

      船出しよう 銀色の少女よ 漕ぎ出すんだ 
      Sail on silvergirl, sail on by,
      輝く君の時代がやってくる
      Your time has come to shine,    
      すべての夢があの行く手に  
      all your dreams are on their way.  
      輝くさまを見てごらん 
      See how they shine,     
      もし友が必要ならば
      oh, if you need a friend,
      すぐ後ろから僕の舟が漕いで行く
      I'm sailing right behind,
      逆巻くに激流に架ける浮橋のように
      Like a bridge over troubled water,
      君の心を和らげてあげよう
      I will ease your mind.
      逆巻く激流に架ける浮橋のように
      Like a bridge over troubled water,
      君を和らげてあげよう
      I will ease your mind.


night_rainbow httpwww.thoe.netgallery5.html
(画像⇒http://www.thoe.net/gallery5.htmlより)


 サッカーW杯南アフリカ大会も終る頃だが、この歌が南アフリカ独立に一枚買ったという逸話も、いまや伝説化しつつある。

 職場でたまたま暇な時間ができたので、久しぶりに訳詩をしてみた。昔、好きな英語の歌で、訳が飽き足らない時によくやっていたのだが、この曲はべつに定番の訳が気に入らなかったわけではなく、ただ、自分自身の訳をしてみたかっただけ。
 すべての訳は意訳だと思うし、でも、できるだけ言語のニュアンスは残したい。が、この曲に関してはあまりにもスタンダードになってしまった上、シンプルにして深遠なので、これまで手が出せないでいた。我が青春のバイブルであるにも関わらず。

 訳していて熱い涙がこみ上げてきた。久しぶりに、声も出さず、眼が痛くなるほど泣き濡れながら訳した。痛くなるほど、というのはおかしな表現かもしれないが、実際、両目の奥のほうから痛いものが流れ出てきた感じなので、眉間チャクラのクリーニングだったかもしれない。

 我々がティーンの頃は、ノリのいいロックや風刺的なフォークの激しく批判的な、あるいは斜に構えたような皮肉っぽいスタンスが多くて、S&Gのちょっと叙情的にも感じられるメロディは、当時の若者仲間からは軟弱に見られる傾向もなくはなかった。
 この『明日に架ける橋』のような大肯定ソングも、激動の時代のひとつのピリオドとして唐突に登場してきた観もあり、闘争的な空気を引きずる全共闘世代には、照れくさくて同調できない面もあったのだろう。
 最近の世代では「スタンダードの名曲」と言う評価が定着していて、よっぽど素直に受け取っているように見受ける。親の世代から受け継がれた美しいメロディーとして耳にしてきたが、あらためて詞を読んでみて想像を絶するものだった、というような感嘆の声も多い。

 反面、妙に理屈っぽい分析をしたがる人もいる。(理屈“ぶって”いた全共闘世代よりも、クールでドライな理論派は今の世代のほうが多いかもしれない)
 3コーラス目の冒頭、「銀色の少女(silvergirl)」とはなんぞや?というわけだ。silvergirlではなくて、Sail on silver,girl(銀色に輝く波間に船出しよう、少女よ)ではないか、という解釈も登場する。
 素朴に受け取るなら、私自身は北欧の少女のような輝く銀髪を思い浮かべる。実際このフレーズは、ポールが中年になった妻の髪に白髪が混じっていたのを見てひらめいたのだという、あまりにも卑近な裏話がある。
 中年のオバサンが少女に化けてしまうという発想の飛躍は、ロマンチックでないという見方もあるかもしれないが、アニメ『ハウルの動く城』にもあるように、少女の中に老婆がいるなら、老婆の中に少女がいてもおかしくはあるまい?
 したがって、このgirlが単数であるか複数であるかということも、問題ではない。魂を打つスピーチは、大勢の群集に向かって話していても、一人一人に語りかけているように聴こえる、というのと同じ原理だ。すべての人のインナーチャイルドとしての「銀色の少女」なのだ。

 そもそも感性の湧出である詩の文章として、論理的に意味を特定することに意味があるのだろうか。掛け言葉として、いくつもの意味をひとつのフレーズにこめるという手法があるが、これとて論理的に言葉のパズルを組み立てた結果ではない気がする。初発のイメージはいっぺんに押し寄せてくるのだ。その渾然となった感覚を、後で言葉で整理するだけのことだ。
 したがって、銀色の少女は銀髪の少女でもいいし、朝日を浴びて輝く波濤でもいいし、逆光に彩られた雲でもいい。それらの輝きが乱反射して少女を照らしている光景としてもいい。また、少女自身の発する銀色のオーラとしてもいいのだ。そのすべてが、明日に架ける希望の象徴なのだ。(最近のSFアニメ世代としては、宇宙服のような銀色のスーツを想起するようだが、私にはあまりにも即物的で興をそそらない)

 この曲の下地が黒人ゴスペルであるとはよく言われることだが、もうひとつ強調しておきたいのが、歌詞のスタンスとしては、教会の賛美歌やキリスト教の宗教曲とは一線を画しているということだ。
 ゴスペルやオラトリオは、人間が神に救いを請い求めたり、神を褒め称え感謝するための歌だが、『明日に架ける橋』は、神の側から人間への眼差しのように思われる。しかも人間の立場に同悲同苦して“降りて”きている歌だ。いや、そうとも言い切れない。幼い人間の魂が真の神(の遣い)の想像を絶する苦難に、すこしでも共鳴し助力しようと、一世一代の背伸びをしている歌、としても感動は決して薄れないだろう。
 つまり、神も人も、男も女も、老いも若きも、あらゆるものが双方向的かつ互換的に結んでゆく、神人合一、厳端不二、万教同根のラブソングなのである。ここに既成の宗教曲の歌詞を完全に超越してしまった、超党派・超宗教の圧倒的な潜在支持率を生む要素がある。


 あえてどのように解釈してもいいとするなら、私はこれを、救世神スサナルの本体が、母神イザナミを茨の海から救い出さんとする発動の歌と見る。あるいは地球母神の分け御魂である、すべての神と人との、知られざる苦難の歴史を、終末のドンデン返しでグレン!とひっくり返す、渾身のラブソングである。

 すべての女神の報われざるインナーチャイルドが、来るべき新世界に向けて癒され、輝きを増しますように。


▽音声&映像集

http://www.youtube.com/watch?v=PT5SQkrsHKM&feature=related
dedicated to YT viewers
http://www.youtube.com/watch?v=C-PNun-Pfb4&feature=related
Central Park
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1152895
ポール・サイモン、ガーシュウィン賞受賞時のコンサートより
http://www.youtube.com/watch?v=vLdQUOHUgn8
Paul Simon / Bridge Over Troubled Water(america a tribute to Heroes)
http://www.youtube.com/watch?v=mLbOBoa8vD8&feature=related
ELVIS - Bridge Over Troubled Water (NEW mix! Great sound!)
http://www.youtube.com/watch?v=Hnwsp4rNKh0&feature=player_embedded#!
Aretha Franklin "Bridge Over Troubled Water"
http://www.youtube.com/watch?v=jew7p7vXTPs
NATILIE COLE & WHITNEY HOUSTON-BRIDGE OVER TROUBLED WATER.mpg
http://www.youtube.com/watch?v=KGL099t8i2s&feature=related
Whitney Houston & Cece Winans - "Bridge Over Troubled Water"
http://www.youtube.com/watch?v=wp-0UILB3rc
Elton John Bridge Over Troubled Water
http://www.youtube.com/watch?v=eYFHhciVFjM&feature=related
MICHAEL BOLTON LIVE - BRIDGE OVER TROUBLED WATER - ARETHA FRANKLIN TRIBUTE
http://www.youtube.com/watch?v=f5YpqIhvnlY&feature=related
Jon Bon Jovi & Richie Sambora - Bridge Over Troubled Water

http://www.youtube.com/watch?v=twi1XMPi48o&feature=related
Oslo Gospel Choir - Bridge Over Troubled Water
http://www.youtube.com/watch?v=v6sWL6uSp6k&feature=related
W&M DoubleTake "Bridge Over Troubled Water"
http://www.youtube.com/watch?v=mDOqMirZxEU&feature=related
Bridge Over Troubled Water - Paul Simon, arr. Kirby Shaw

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1955年、東京生まれ。 母方先祖は諏訪大社の大祝だったとか。 ツイッタ-のユーザー名:@G_rhaps

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古典的グノーシスの言うように、この世界が悪の造物主の作品だとは、私は思わない。地球を創造したのは真の神だ。しかし、後から飛来した未熟で歪んだ神が、この地球を乗っ取って、創造主の仮面を被り牛耳っている。最後のドンデン返しの時まで、世の中の9分9厘は、偽せの神や間に合わせの神が支配する、偽せや間に合わせの仕組みなのだと、私は思っている。その騙しと罠の仕組みの中で修行するのが、我々の試練であり、宇宙浄化の雛形としての地球の役割りなのだ。
2008.10.23 『“その後”の黄泉比良坂の歌 ~ 私の「鬼束ちひろ」評 ~ 』http://seirios2772.blog115.fc2.com/blog-entry-13.html より。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ mixiから紀行文の部分を移籍したのが、このブログのスタート。 主に神社仏閣、霊場、スピリチュアル、歴史関係の随筆や論稿を、ここに整理していきます。紀行スタイルが多くなると思います。 執筆は後の時点での回想であり、実際に当地におもむいた日時よりは後になりますが、今後、現地探訪の日付けに統一していく予定です。

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