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高賀山麓の妖怪伝説 ~ 円空の里を訪ねて④ ~

2010,,19
 洞戸円空記念館は高賀神社のすぐ脇にあり、記念館を出てからの神社参拝となった。
 ところが、後で気づいたのだが、どうしたわけか高賀神社の写真をほとんど撮っていない。城の石垣のような段差のある高台に横並びに社殿が並んでいたように思うのだが、全景を収めるのが難しかったからだろうか。

 ↓とりあえず向かう途中の大鳥居。
               386027_265064504_68large大鳥居

 ↓これが数少ない境内の写真かと思う。
               386027_265064985_223large高賀神社1
 
 さて、時代は円空よりもずっと以前に遡るが、甲賀や美並の一帯の信仰は、妖怪退治伝説と切っても切り離せないものだったらしい。
386027_265064898_206large高賀神社、由緒書き2
     (↑↓境内由緒書の写真)
          386027_265064823_59large 高光公と猿虎蛇

高賀神社の始まり(高賀宮記録より)
当宮の始めは、霊亀年中(710年代)何処ともなく夜な夜な怪しい光が空を走り丑寅の方角へ飛んで行くのを都の人たちが見て驚いた。都から見て東北の山々、すなわち高賀山を探したが、見つけることはできなかった。そこで、高賀山麓に神壇を祀ったところ、光が現れなくなったという。これが高賀山本神宮の始まりだといわれています。
その後、高賀山一帯に、牛に似た妖怪が住み付き、村人に危害を加えたので、平承3年(933)、藤原高光が御門の勅命によりこれを退治した。このとき再び妖怪が住みつかないように高賀山の麓に神々を祀った。また、天暦年間(947~957)には、キジの鳴き声をする大鳥が村人を困らせたので、再び藤原高光による魔物退治が行われ、この時、高賀山麓の六ヶ所に神社を建立したとされている。

⇒http://www.horado.com/kouka/jinjya.html 高賀神社より。

 霊亀年間(715-717)というと奈良時代も初期、どんぴしゃ!『記紀』(712、720)や『風土記』(713)が編纂され、藤原不比等が朝廷を掌握したあたりの時代となるから、なにやらキナ臭い。妖怪は当初、牛とか鬼の姿で語り継がれ、しかも鬼門である「丑寅の方角」を暗示している。言わずと知れた「ウシトラの金神」は、先住系の土地神の総帥である。妖怪は、古代神を報じる反朝廷のレジスタンス勢力が、追い詰められて山賊化したものだった可能性もないだろうか。
 
 妖怪は当初は牛、後に頭が猿、身体が虎、尾が蛇という奇怪な複合獣の姿として伝えられている。↓また、星宮神社の説明書きでは、妖怪は最後に大鳥の姿で討たれている。
          386027_265062086_89large由来書き

 高賀神社の境内には、高賀の伝承による「さるとらへび伝説」の妖怪退治をしている藤原高光公のリアルな像があった。
          386027_265064707_246large高光公妖怪退治像1

 ↓私はどうもこの妖怪が憎めなくて、つい癒しの手?を差しのべてしまった、・・・の図。
                    386027_265064620_245large高光公妖怪退治像2

 しかし、これらの動物はみな十二支に含まれていることに気づく。(牛=丑、虎=寅、蛇=巳、猿=申、鳥=酉) 賊(妖怪)の出身地や拠点の方位を示していたか。それとも、占術上の何かの要素を暗示していたのか。考え出すと、謎と興味は尽きない。

 ↓最後にボーナス・ショット。高賀六社のひとつ、滝神社の御神体?の滝。私が手を合わせると、偶然にも虹が現れた。手前の注連縄に下がった幣束(へいそく)がぼーっと光って写っているのも面白い。
386027_265065466_120large滝とへいそく

386027_265065386_179large滝近影 
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スタミナ不足で、ながらくこのブログを放置しておりました。ぼちぼち再開しようかと思いますが、操作のしかたがすぐ思い出せず、コメント認証待ちのかたなどおられましたら申しわけありません。


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拍手コメントというのがあるのを初めて知りました! また、時々、設定が狂うのか、拍手ボタンが非表示になるみたいです。 未だに設定に慣れなくて、すいません!

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プロフィール

1955年、東京生まれ。 母方先祖は諏訪大社の大祝だったとか。 ツイッタ-のユーザー名:@G_rhaps

五右衛紋☆Rhapsody

Author:五右衛紋☆Rhapsody
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古典的グノーシスの言うように、この世界が悪の造物主の作品だとは、私は思わない。地球を創造したのは真の神だ。しかし、後から飛来した未熟で歪んだ神が、この地球を乗っ取って、創造主の仮面を被り牛耳っている。最後のドンデン返しの時まで、世の中の9分9厘は、偽せの神や間に合わせの神が支配する、偽せや間に合わせの仕組みなのだと、私は思っている。その騙しと罠の仕組みの中で修行するのが、我々の試練であり、宇宙浄化の雛形としての地球の役割りなのだ。
2008.10.23 『“その後”の黄泉比良坂の歌 ~ 私の「鬼束ちひろ」評 ~ 』http://seirios2772.blog115.fc2.com/blog-entry-13.html より。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ mixiから紀行文の部分を移籍したのが、このブログのスタート。 主に神社仏閣、霊場、スピリチュアル、歴史関係の随筆や論稿を、ここに整理していきます。紀行スタイルが多くなると思います。 執筆は後の時点での回想であり、実際に当地におもむいた日時よりは後になりますが、今後、現地探訪の日付けに統一していく予定です。

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