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清戸の獅子舞は女神先導?

2014,,13
 地元、清瀬の日枝神社・水天宮に伝わる「 清戸の獅子舞」を見てきた。清瀬に住んで16年。こんな祭りをやっていたことを初めて知った。
 写真は、舞いが始まる前の水天宮の社殿と夕空。

CIMG7140_R.jpg

 この神社は二社が同一の境内に並列に祭祀された珍しいスタイルで、向かって右の日枝神社の社の中が獅子舞の一行の控室。獅子舞の行列はここからスタートする。

                    DSC03060_R.jpg

 てっきり鬼かと思った先導の異形の神は「山の神」だそうで。
 左手に軍配団扇、右手に五色の幣束(らしき物)を持って、下から上に掲げ、内から外に回すように払う動作が多く、同側の手足を動かすナンバ歩きになっている。相撲の四股かスクワットのように、ゆっくり沈み込んでは伸び上がり。祭りの間中、それを繰り返す。一見、柔らかく単調な動きだが、相当な運動量であり、反復による陶酔境もあるような気がする。

                         CIMG7142_R.jpg
                       
(写真は対角の手足を伸ばしていて、同側のナンバ歩きになっていないように見えるが、同じ地点で足踏みするような時は、変速パターンも入っていたように思う)

 山の神に雌獅子の動きが絡んでいき、後から中獅子と雄獅子が参入してくる。

                    DSC03063_R.jpg

 雌獅子だけ角がなく、かろうじて獅子に見えるが、中獅子・雄獅子は顔が長く、後ろに長く角も伸びていて、ほとんど龍だ。

                    DSC03067_R.jpg

 獅子は紅白のエプロンをたなびかせながら舞う。雌獅子は赤、中獅子・雄獅子は白。山の神は赤い面。

     CIMG7164_R.jpg  DSC03069_R.jpg

 三体の獅子は、太鼓を前に抱えて叩きながら練り歩き、舞い踊る。

          CIMG7162_R.jpg  CIMG7160_R.jpg

 全龍寺は曹洞宗の寺なので、道元禅師ゆかりの一葉観音の像が境内にあった。永平寺の一葉観音像のほうがモダンで、こっちのほうがクラシカルな感じ。

CIMG7145_R_20140718032112c27.jpg
                    
「永平寺一葉観音、」の検索結果 - Yahoo!検索(画像)
http://image.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=%E6%B0%B8%E5%B9%B3%E5%AF%BA%E4%B8%80%E8%91%89%E8%A6%B3%E9%9F%B3%E3%80%81

 一葉観音に見守られる獅子舞い。

CIMG7179_R.jpg

 再び水天宮・日枝神社に戻り、今度は水天宮の参道で舞い納めとなる。
四神(神獣?)が舞う前に、棒使いにより舞場が清められるそうだ。ナントカ流の棒術かと思ったら、儀式的なものらしく、ほんの一瞬で終わってしまう。

                         CIMG7187_R.jpg

 山の神以外は、長い黒髪を後ろに流しているところが、妙にプリミティブで艶めかしい。山の神は頭頂部に河童の皿みたいなものが見えるが、やはり河童の化身という言い伝えがあるらしい。

DSC03072_R.jpg

 デジカメの「HDRアート」というので撮った、祭りの絵画的風景。

CIMG7198_R.jpg


 我々に馴染みの獅子舞のイメージは、大陸ルーツの神楽獅子であり、すっぽり身体ごと緑の布を被って手で獅子の頭や口を動かすものだった。 

▽「獅子舞、」の検索結果 - Yahoo!検索(画像)
http://image.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=%E7%8D%85%E5%AD%90%E8%88%9E%E3%80%81
▽獅子舞起源。
http://www.geocities.jp/czb17000/sisimai-kigenn.html

 清戸の獅子舞はそうしたポピュラーなスタイルとはかなり印象が違うが、こうしてみると、こちらのほうがナマハゲとか能とか田楽・猿楽などの、日本古来のプリミティブな要素を感じさせる。戦国期に城の守護の祭りとして取り入れられたものが、清戸に伝わったそうだが、それ以前からのルーツが何なのか。じわじわと興味が湧いてくる。
 それにしても何百年もの間、こんなマイナーな獅子舞をどうやって伝承してきたのだろう。

 雌雄の獅子がいて、中獅子というのもいるあたりが、何とも宗教哲学的、または神学的に面白い。「山の神」も民俗的には女神を意味することが多いから、女2対男1対中性1ということになる。女性性と男性性のバランスは、本来これくらいが良かったのではないだろうか。

 しかも、女神が先導して露払いし、競合して道を切り開き、男神と中性神がしんがりを支え固める、…という、ある意味、官製『記紀』神話とは真逆の世界観が、古来の日本ではなかったのか? 国産みも岩屋戸開きも、女性性の自力自助が先導で、男性性はそれをしっかり見守りサポートする。いや、洋の東西を問わず、古代の基本形はこれだったはず。

▽清瀬市公式ホームページ - 清戸の獅子舞
http://www.city.kiyose.lg.jp/hp/page000001100/hpg000001086.htm
▽御社宝・文化財 - 日枝神社 水天宮
http://hiejinja.jp/modules/shoukai/index.php?content_id=3
▽LionDance 清瀬市 清戸の獅子舞 平成23年7月 – YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=nEcWD_gq3yc
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1955年、東京生まれ。 母方先祖は諏訪大社の大祝だったとか。 ツイッタ-のユーザー名:@G_rhaps

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Author:五右衛紋☆Rhapsody
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古典的グノーシスの言うように、この世界が悪の造物主の作品だとは、私は思わない。地球を創造したのは真の神だ。しかし、後から飛来した未熟で歪んだ神が、この地球を乗っ取って、創造主の仮面を被り牛耳っている。最後のドンデン返しの時まで、世の中の9分9厘は、偽せの神や間に合わせの神が支配する、偽せや間に合わせの仕組みなのだと、私は思っている。その騙しと罠の仕組みの中で修行するのが、我々の試練であり、宇宙浄化の雛形としての地球の役割りなのだ。
2008.10.23 『“その後”の黄泉比良坂の歌 ~ 私の「鬼束ちひろ」評 ~ 』http://seirios2772.blog115.fc2.com/blog-entry-13.html より。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ mixiから紀行文の部分を移籍したのが、このブログのスタート。 主に神社仏閣、霊場、スピリチュアル、歴史関係の随筆や論稿を、ここに整理していきます。紀行スタイルが多くなると思います。 執筆は後の時点での回想であり、実際に当地におもむいた日時よりは後になりますが、今後、現地探訪の日付けに統一していく予定です。

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